社会保険とは

社会保険は、病気や死亡、障害、失業などいろいろな保険事故に遭遇した場合に、助け合って、生活の安定を図るための制度。強制加入です。

社会保険の分類

分類がいろいろあり、運営主体(=保険者)もさまざまです。

社会保険(狭義) 医療保険 被用者保険(健康保険、共済)と地域保険(国民健康保険
金保
  • 公的年金国民年金と厚生年金
    • 国民年金:1号(自営業・学生)、2号(会社員・公務員)、3号(2号の被扶養者)
    • 20歳以上・60歳未満で、国内に住所がある人は全員対象。
    • 老齢基礎年金:国民年金に10年以上加入した人が、65歳から受け取ることができる。早めに受け取る(繰上げ受給)と最大30%減額され、遅めに受け取ると最大42%増額。
    • 老齢厚生年金:厚生年金に1年以上加入した人。65歳の時点で、扶養家族がいる場合、加給年金がプラスされる。対象者が65歳になると打ち切られるが、配偶者の基礎年金に加算(振替加算)
    • 障害給付:非課税
    • 遺族給付:非課税
  • 私的年金企業年金個人年金
介護保険 市町村・特別区が保険者。第1号被保険者は65歳〜、第2号被保険者は40-65歳。
労働保険 雇用保険 政府が保険者。求職者給付のうちの基本手当がメイン。基本手当は離職理由や年齢、被保険者機関で異なる。
労災保険 政府が保険者。中小企業の事業主や海外勤務の人は、特別加入制度。保険率(乗率)は事業の種類で変わる。